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CONFECTのリネンバンドカラーシャツ
こんにちは、CONFECTの新谷です。
CONFECTが始まった2009年。
ブランドスタート時より、
同時的にラインナップされたシャツの一つが
<リネンのバンドカラーシャツ>です。
2009から2013年頃のシーズンテーマや
アイテムの背景にあるデザインソースを振り返ると
CONFECTがリリースし続ける
リネンのバンドカラーシャツに、
ブランドの根幹を感じていただけると思います。
(以下は、2009-2013年にCONFECTが取り上げたイメージソースの一部。)
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写真家August Sander(アウグストザンダー)、Eugène Atget(ウジェーヌアジェ)により映された、
1900年代初頭のドイツやフランスを中心としたヨーロッパの庶民の日常着。
また、Paul Strand(ポールストランド)のイギリスの小さな島(60年代イギリス、
アウターヘブリティーズ諸島)の島民の写真に映し出された、片田舎で暮らす人々が伝統的に着てきた服。
さらに、写真家Darius Kinsey(ダリウスキンゼイ)が収めた「森へ」。
この写真に映し出された、アメリカ北西部への開拓時代にそこで働くロガーや移民の装い。
Jean Cocteau(ジャンコクトー)という芸術家の装い。
芸術家や画家などが装う、アトリエコートやカバーオールなどのワークウェアなど。
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CONFECTのプロダクトやイメージとして捉えてきたものは、
格式を表したり、外見を整える洒落着ではなく、仕事着や普段着が主。
繰り返して着てられたことで
その人に馴染み、一見すると草臥れた(くたびれた)ような
見た目の服にこそ、魅力を見出し、雰囲気の良さや美を感じてきました。
上記の時代背景に重なる
ヴィンテージやアンティークウェアには
天然素材、中でもリネン素材のものが多く登場します。
現代にも残されてきた古い時代の服にも触れ、
実物のデザインや素材感を感じてきたこともまた
今のCONFECTの根幹を作ってきた一味だと思います。
とりわけバンドカラーシャツも
CONFECTが取り上げたイメージにはよく登場している
ウェアの一つです。
(↑写真は、2017年のルックブックより)
CONFECTの中心軸となる
古い時代のイメージソースを出発点にしつつも
今時代の服の着こなしや、
日常に服を通じて自分たちが感じたい気持ち、
また、受け継がれた日本の工場がなせる技....。
これらを照らし合わせた時に、
湧き出るオリジナルな在り方を形にしたのが
「ハイカウントリネンバンドカラーシャツ」なのだと思います。
> 普段着として、
身体にも見た目にも馴染むリネンの生地感。
> 洗濯もし易く、洗いざらしのままの程よいシワが
この服の一部として自然な見た目に。
> きちんとした堅苦しいルックスではないが、
裾をズボンに収めて着れば、そこそこちゃんと見える。
> リネン生地らしい動きが生まれる
ゆったりとしたサイズ感。
> ボタンを外して羽織ることも
このゆったり感ならしっくりとくる。
> 身幅に合わせて袖もゆったりで、
カフスを閉じてワンクッション、
カフスを開けてロールアップなどのアレンジも色々。
これらは、
ファッションが生み出す一挙手一投足に対して、
右往左往することなく、いつ何時も感じていただきたい
CONFECTのリネンバンドカラーシャツのこだわりです。
ハイカウントリネンバンドカラーシャツ 2022 new ( Natural , Black ) / CONFECT
2022秋版の小さなアップデートも
これらを抑えた仕上がりになっております。
現物を通じて、身体で手触りで感じていただけましたら幸いです。