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あと、17年ぐらい経てば
こんにちは、新谷です。
「ヴィンテージ」という言葉は
時を重ねた古いものに価値を見出す表現です。
その価値は、足し算のように
理論的な計算で弾き出せる価値ではなく
愛用した人や、評価した人たちの
「感性」「感覚」がこの価値に表現されます。
言わば、「人」が介在したからこその価値。
そして「人」は理屈だけでは当然、測れない。
だから、
その服を目の前にして、袖を通して、
一緒に生活して、その繰り返しの中で滲み出てくる
幸福感のような価値も含まれるのだろうなと。
電卓では決して計算できない価値、
だから面白いのだなと思ったりもします。
そして「ヴィンテージ」という表現で唯一定量できるのが、年数。
諸説ありますが、
世に出てから30年が経過しているという定義づけも存在します。
CONFECTが始まった2009年に自前で買った
CONFECTの服を見ながら、今年は2022年なので、
「あと、17年ぐらいしたら、これもヴィンテージか。」
と思ったりします。
これがまた、けっこう高揚するのです。
ブランドサイト「About us - 経年変化」に、掲載しているアイテム達の中に2009年ごろのモデルもございます。
よろしければ、チェックあれです。
今日は、2着をご紹介。
私の中で、
次なるマイ・ヴィンテージ候補。
繰り返してきたCONFECTのリネンデニムの
ブラックバージョン。
経(たて)糸を硫化染ブラックにした、黒リネンデニムの2着です。
※この写真は、何も加工されていない、最初の生地。はじめはこんなにフラットで黒かったのか。
結構な色落ちと
毛羽立ち、かみなりジワが生じていますが、
デニム生地だと、
格好良く見えるものですね。
不思議です。
それではまた次回。