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モノつくりの矜持
こんにちは、加藤です
先日、岡山県倉敷のデニム製造メーカーの工場見学に行ってきました
その中の児島地区と言えば、ファッションにそこまで興味のない方でも
知っているくらい昔からデニムの産地として有名な地域です
CONFECTではリネンデニムの商品を織ってもらっている工場様で、今回写真
を撮らせてもらえたのでモノつくりの過程をご紹介していきます
"デニムを履いたことがないという大人は存在しない"というくらい普段の生活に
浸透している分、デニムを当たり前のように見てしまいがちですが、
作り手のお話を伺ってデニムへのこだわりやスピリット、そして矜持を
肌で感じてとても感動しました
自身の備忘録を兼ねつつ、読み物的な内容になりますが、興味のある方は
最後までお付き合いください
私の語彙力の無い、拙い文章と撮影技術で工場の臨場感を
どこまでお伝えできるか不安ではありますが、日ごろ当たり前のように
着用しているデニムと向きあうキッカケになれば幸いです
工程①
整経
こちらは「ロープワーパー」と言って
織物の経糸を作っています
1本1本の糸の順番を決めて、数百本に糸を束ねてロープ状にして巻き取っています
※画像なので止まって見えますが、実際には高速で糸が動いています。
工程②
染色
こちらは「ロープ染色」と言って
巻き取ったロープ状の糸の束をインディゴブルーに染めていく工程です
芯が染まらず糸の中が白いことから「中白」と呼ばれ、この染色設備は
日本に数社しかありません
工程③
サイジング
こちらは「サイジング」と言って
経糸に糊を付けて織物を織りやすい状態にしています
この工程は織物の出来を左右するため神経を使う工程になります
工程④
織り工程
本当は「織り工程」の前に「ドローイング工程」があるのですが
限られた滞在時間の中でシャッターを切るタイミングを逃しました泣
「織り工程」は織機を使って緯糸を打ち込む工程になります
今回、シャトル織機とレピア織機を撮ることができました
シャトル織機
シャトル織機の特徴は
緯糸を丁寧にゆっくり打ち込み、糸に膨らみを持たせたまま織り上げることで
独特な風合いを生み出します
専門用語になりますが、シャトルデニムとはこのシャトル織機から織られています
レピア織機
レピア織機の特徴は
多様な経糸に対応出来るのが特徴で且つ、織り上げるスピードはシャトル織機より早く
多様なニーズに応えられる現代にあった織機といえます
画像はイタリアのバーマテックス社のレピア織機になります
そして最後は生地の検反をして不良が起こっていないかをチェックしていきます
工程⑤
ワッシャー
撮れた写真は「ワッシャー」工程の中の「サーキュラー」という工程で
生地に付いた糊を完全に除去していく工程になります
本来ワッシャー工程の中には「サーキュラー」「スカッチャー」「エアータンブラー」
「巻反機でのチェック」などの工程もありますが
滞在時間の兼ね合いでここでもシャッターを切れませんでした大泣
途中、工程を撮り切れず、読み物としての完成度は
低くなってしまい申し訳ないところですが
モノつくりへの興味を引く琴線に触れられれば
幸いです
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