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My Own Private
こんにちは。
[UpcycleLino]プレス/[nest Robe]バイヤーの木下です。
「どのように装いたいか」
そんな純粋な欲求を、みなさんはどんな時に感じることが多いでしょうか。
わたしの場合は、古い映画を観たときに
「こんな風に着てみたい」
と感じることがいちばん多いように思います。
ブランドのLOOKや、ファッション雑誌のスタイリングよりも。
装うことに対して、きちんと整っていることより、
着ているひとの生活の匂いが漂うことに惹かれます。
例えば——
19歳のころ、男の子みたいに髪を短く切りました。
ジャン=リュック・ゴダールの『勝手にしやがれ』に出演しているジーン・セバーグ演じるパトリシアの
ベリーショートにエレガントなワンピース、その組み合わせに強く憧れたからです。
アメリカからの留学でパリに住むパトリシア。
新しい時代の「運命の女性」を決定づけた、金髪のベリーショート。
そして、ウエストマークされたストライプ柄のワンピースは、モノクロ映画の画面によく映えていました。
ファッションの視点で映画を語ってしまうと、とんでもない文章量になってしまいます。
まだまだ紹介したい映画はたくさんありますが、最後にもうひとつ、憧れのスタイルを。
ガス・ヴァン・サントの『マイ・プライベート・アイダホ』での
リヴァー・フェニックスの装いです。
90年代アメリカのグランジやノームコアを内包しながら、
早逝だった彼の、まだ完全に大人になりきれていない危うさや儚さが、
そのまま服に滲んでいるように感じます。
シャツやジャケットのインナーに選ばれている、いわゆるワッフル編みのサーマルカットソー。
きっとHanesのパックTのようなものなのでしょうね。
くたくたにくたびれたその佇まいが、彼の持つけだるさと妙にマッチしていて
不思議とおしゃれに見えてしまうのです。
『スタンド・バイ・ミー』のころ。
まだ頬の産毛が輝いていた少年時代にも、同じようなスタイリングをしていましたが
『マイ・プライベート・アイダホ』で見せた
リヴァーの脱力感のある90年代アメリカンスタイルが、わたしはやはり大好きです。
男の子のファッションっていつでも憧れなんです。
(余談ですが、この映画でのキアヌ・リーブスの、パーカーにライダースを重ねた着こなしも、とてもかっこいいですよね。)
さて、
[UpcycleLino BASIC]2026年最初のリリースとなるアイテムは
「コットンワッフルプルオーバー」です。



ワッフルプルオーバー(キナリ/I.BLACK) ¥17,600(税込) / [UpcycleLino] BASIC
映画でリヴァー・フェニックスが着用していたような、くたっとした質感とは異なり、
体の線を拾わない、比較的目の詰まったワッフル編みを採用しています。
自社製品を生産する際に生まれるリネンの裁断くずを原綿に戻し、
上質なコットンを混ぜ込んだ反毛糸を使用しています。
そのため、着用を重ねていくごとに、少しずつ体になじむエイジングが生まれます。
多くの方に長く愛用いただいてきたワッフルプルオーバーを再構築し、
さらに新たなカラーを加えてリリースしました。
カラーは、
キナリ
インクブラック
どちらも、長年着込んだウェアのような、くすみ感のある色合いです。
真っ白ではなく、真っ黒でもない。
ベーシックにひとさじのニュアンスを加えた色。
その絶妙なニュアンスが、カラー合わせの幅を広げてくれて
「なんだかおしゃれ」
そんな雰囲気を自然と生み出してくれる気がします。
こちらの「ワッフルプルオーバー」はCONFECTオフィシャルサイトで特集ページが公開しております。
「UpcycleLino BASIC WAFFLE NEW COLOR」
こちらもぜひご覧ください。


きちんとした肉感があるのでインナーとしてだけでなく
一枚着としても様になる佇まいです。
ワッフル編みの凹凸が加わると、装いにほどよい抜けが生まれます。
だらしなくならない、だけどリラックス。
今の気分でワッフルプルオーバーを着るのなら、わたしとしてはこのくらいのテンションがうれしいです。
とはいえ、やはりこういったアイテムの真骨頂はレイヤードでしょう。
CONFECTプレス/バイヤー今野に協力を仰ぎ、重ね着のコーディネートも、このあとご紹介させていただきます。

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ワッフルプルオーバー(I.BLACK) ¥17,600(税込) / [UpcycleLino] BASIC
カラーリネン 墨コーティング シャツ(D.PINK) ¥38,500(税込) / CONFECT
チノ2タックワイドパンツ(キナリ) ¥29,700(税込) / [UpcycleLino] BASIC
その他私物(身長179cm)
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ワッフルプルオーバー(キナリ) ¥17,600(税込) / [UpcycleLino] BASIC
裏毛ビッグスウェット(TOP.G) ¥17,600(税込) / [UpcycleLino] BASIC
裏毛裾リブパンツ(キナリ) ¥19,800(税込) / [UpcycleLino] BASIC
その他私物(身長179cm)




ワッフルプルオーバー(キナリ) ¥17,600(税込) / [UpcycleLino] BASIC
起毛 オンブレチェック ハーフジッププルオーバー(I.BALCK) ¥35,200(税込) / CONFECT
9.5ozデニムワイドパンツ(INDIGO) ¥23,100(税込) / [UpcycleLino] BASIC
その他私物(身長179cm)
『マイ・プライベート・アイダホ』って本当の意味での「帰郷」の物語だと思うんです。
ロードムービーの体をしながら、その場所にたどり着いても本当の意味で帰ることができない
世界でたったひとり、誰にも共有できない孤独についての物語。
個人の内面の究極を、えぐるように深く表現した作品だからこそ、
登場人物のパーソナルが目に見える、ファッションにも惹かれるのでしょう。
「装うこと」も、もちろん大好き。
だって、ファッションが好きだからこの仕事をしていますし。
それでも、その人自身の生活やパーソナルに寄り添い、
からだの
こころの
やわらかい部分を傷つけないように守る第二の皮膚のような、そんなウェアも同じくらいとっても大切。
そして、UpcycleLinoのウェアが、みなさまのワードローブの中のそんな一枚であったら…。
心からそう、思っています。
それでは、また次のブログで。