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ハロー、ホッパーズ。
こんにちは、新谷です。
CONFECTのショップをお楽しみいただく上で、
独自の視点で買い付けたセレクトブランドのアイテムも
見逃せません。(と、思っております。)
洋服の醍醐味は、やっぱり着て、自分なりの感覚を基にコーディネートを組むことだと思います。
そんなコーディネートを楽しむ上で、
CONFECTの服の着合わせに新しい視点、
そしてコーデ模索に良い刺激を与えてくれそうな
物たちを仕入れ、各店舗やオンラインショップで展開しています。
そんなセレクトブランドから、
今季初お目見えのブランド、HOPPER’S BRUNCH(ホッパーズブランチ)をご紹介します。
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HOPPER’S BRUNCH
1927年、ニューヨークを離陸した若き飛行士チャールズ・リンドバーグがパリに到着。
ベーブ・ルースがシーズン 60号ホームランを放ち大リーグ記録を塗り替え、
シカゴではアル・カポネが暗躍。そしてハリウッドではトーキー映画が確立された。
その1927年にエドワード・ホッパーはオートマットを発表する。
今日まで力強く続くアメリカンポピュラリティーへの憧憬を、
様々なフィルターを通し洋服屋の品揃えをするように構成したコレクションを発表。
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第一次世界大戦を終え、世界恐慌を直前の1920年代のアメリカ。
空前の好況が、産業も、芸術も、娯楽も発展させた時代に生まれたものに
心惹かれるまま、「モードとアルチザン」を掲げるTWO FOUNDATIONのフィルターを通して
コレクション展開を行なっています。
その中でも本日は1型をご紹介。
DENIM WORK JACKET
Size : 1, 2
Price : 49,500yen
取扱店舗:表参道店・梅田店・高崎店
ハンガーにかけた段階で気がつく、
肩周りの立体的フォルム。
エンジニアジャケットという作業服でありながら
曲線を多用したパタンニングは、
大量生産時代幕開け以前の作り。
衿先が縫い込まれ、前見頃の独特なパターン、
チェンジ釦、袖口カフの丸みのあるパターンにも
その年代の服の作り込みを感じます。
2枚袖は大きく前に湾曲。
テーラリングのように袖山を膨らませたフォルムは、
ワークウェアらしからぬ贅沢さ。
ただヴィンテージを深く掘っていくと
人体に沿う構築がなされた技巧なパタンニングの服は
古くは存在、「着やすさ」、「着映えさ」が重視されたものです。
その後は、産業発展とともに「作りやすさ」が重視され始め
このようなワークウェアは少なくなってきたのです。
そして、エドワードホッパーの画作品から感じ取られた、
曇った、中間的な色味使いが加わる、スノーデニム。
配色ステッチにもどこか画的なものを感じざるを得ません。
裏側も綺麗なので、裏返し画像をどうぞ↑↓。
この一着に向き合うと、
色々と思いを巡らせることができます。
時代を超えてどこかに連れて行ってくれそうな
そんな気分です。
ぜひとも店頭でお試しいただければと思います。
それではまた。