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CONFECT “年末のご挨拶”
2023年もnest Robe、CONFECTに変わらぬご愛顧・応援を頂きまして誠にありがとうございます。
この一年を乗り越えられるのも、弊社ブランドnest Robe、CONFECT、UpcycleLinoに関心を寄せて頂き、お店やオンラインショップに足を運んで頂いたり、私たちが発信するSNSやWEB情報に触れて頂いたり、また実際に服を買って頂き、着て頂きている皆様のお陰です。
また今年は越境の渡航制限が大きく解かれたことで海外から訪日頂くお客様、インターナショナルオンラインショップでお買い物頂くお客様とも数多くの出会いがございました。合わせて感謝申し上げます。
そして、生産を支えて頂いてる工場様をはじめ、服作りやブランドに関わって頂いた全ての皆様にも、この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
今年も繰り返しとなりますが、CONFECTインスタグラムを開始した2015年以降、大晦日恒例となっております”年末のご挨拶”を、新谷よりさせて頂きます。
と言いましても、今年も私の長い小話で、しかも手前味噌な話となります。
お時間ある際にどうぞご一読いただけましたらと思います。
私ごとではございますが、今年はコロナ禍以降では最も多く、都内、高崎や京都、梅田などの店舗へ出向かせて頂きました。いずれの店舗もとんぼ返りになってしまうこと多く、店頭に立つ時間は僅かではありましたが、CONFECT店頭販売スタッフとはこれまで以上に話したり時間を共に過ごせたように思います。
2023年で15年目を終えようとするCONFECTですが、販売スタッフの中には5年が経過している者が増え、中には10年目のキャリアを迎えた者もいます。また上は40歳代後半から、下の若いスタッフは20歳代前半まで年齢層にも幅あり、多様な経験値の者から若い感性むき出しの者まで、さまざまです。
そんな店頭スタッフと色々と会話を交わし、商品やデザイン、生産背景に纏わる情報共有をしてきました。お客様に接するスタッフには、少しでも服について深く知り、お客様と接する際に活用して欲しいと思っているからです。
しかしながら、実際にお客様に接する局面では、この情報は絶対なものではないことに気が付きます。
服に対して、どれだけ幅広くたくさんの情報を集めたり、経験を重ねてきていたとしても、
(自分を含めた)スタッフたちは結局、好きな服のことになると皆、その服から感じたことを
子供のようにどストレートな表現でアピールします。
これは、スタッフの年齢や歴に関係なく、皆一様にそんな感じがしています。
「いい!」「かっこいい!」「気持ちいい!」など
子どものような拙い言葉で、好きな服のことをアピールする。
それは、周りから得られる言葉による情報ではなく、
その服そのものや、その服が生まれた現場やその服を着て過ごした時間から感受する、
言葉を抜きにしたフィーリングなのだと思います。
ただ、それが心に刺さる。
整理された情報や言葉よりも、心に刺さることがあると、強く思うようになりました。
ある著名芸術家の著書群にある、
「言葉を離れる。」「自分の中にある、子どもの領域をいつまでも守っておきたい。」
そんな物との向き合い方を、CONFECTの服を通じて改めて感じさせられた一年だったように思います。
CONFECTの服を着て、服を通じて、子どものような素直な気分を楽しむ。
「こういう色や柄は結局着なくなるのだけと、つい買いたくなる。」
「ジャケットを買ったら、セットアップのパンツもつい揃えたくなる。」
「似合うかどうかはわからないが、とにかくこれを着て出かけたい。」
これらは、大人の理性に、子どもの領域が勝る瞬間です。
自分の中にある子供の領域が服なのであれば
服がお好きな皆様であれば、時たま子どもに戻るような感覚で、服と向き合える。
とても素敵なことではないでしょうか。
このような素敵な感覚やお時間をCONFECTを通じて、今後も皆さんと共に分かち合えましたら幸いです。
また、そんな「子供の領域」を少しだけでも守り続けれるブランドになれればと思います。
拙い文章ですが、お付き合い頂きありがとうございます。
最後に、2023年も週一回のペースを概ね守り、インスタライブをさせて頂きました。十分な内容とは言えなかったかと思いますが、ご視聴頂き、ご質問やコメントなど、リアルタイムでご参加くださり盛り上げてくださった皆様がいらっしゃったからこそ継続できていると実感しております。本当ありがとうございます。
それでは、今年も残りわずかとなりますが、皆様の来年のご多幸をお祈りして、失礼させて頂きます。
良いお年をお迎えください。
新谷