着崩したいテーラード

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2022 Apr 1

こんにちは、吉田です。

テーラードジャケットが苦手でした。

CONFECTに入社するまでは。

しっかりと作りこまれたトラディショナルなジャケットが体系に合わないのもありますが、スーチングから連想される硬い雰囲気が少し苦手です。

そんな中で出会ったCONFECTのテーラードジャケット、緩さが先行する生地感とディテールは肩ひじ張らずにやる気がない脱力した感じがとても好みでした。

20番手のリネン糸で織ったキャンバス生地。

中太糸のリネン特有の柔らさの中にもキャンバスにすることでどこか硬さが残る生地は、ラペル付きジャケットのシャキとした感じをを残しつつも抜け感のあるこのテーラードの形にマッチしました。

低めに設定されたゴージラインはしっかりと男性らしい肩幅が強調されつつ、柔らかい生地から伝わる程良い緩さがテーラード慣れしていない自分には心地よいです。

最初はしっかりと形を形成する端正な雰囲気漂うラペル部分も、リネン素材特有の洗いを繰り返し気倒すことで決まり過ぎない姿が想像できます。

腰が抜けてくたくたっとしてきたころが完成で少し気崩したい願望に駆られるジャケットです。

リネンのジャケットのくたっと感を助長するようにインナーにはリネンのシャツを合わせたくなります。

シャツのボタンも思い切り第三ボタンくらいまで開けて着たいです、リネンのジャケットはこれくらいラフな着こなしが様になりますし、気崩した姿も雰囲気が良いです。

ただ、だらしなくないようにリネンシャツの中でも細番手で綺麗な面のものがマスト。

今シーズンリリースしたダンガリーのシャツはきらきらとした艶が特徴の綺麗な面のシャツ、ナチュラルに合わせた80シャツも同様にリネンシャツの中でも一格品のあるシャツです。

大人らしいリラックスしたムードが漂う装いになると思います。

それでは本日はこの辺りで。

今週もよろしくお願い致します。

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