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着て完成させて
ONLINE SHOP ページより新たに特集ページを公開致しました。
――――――――――――――――【SHIRT STYLES】―――――――――――――――――
ゴールデンウィーク中、中頃は天候の悪い日もありましたが、気温はそこまで下がらずジメジメした感覚があり、梅雨時期を思い出しました。
今回のシャツスタイルは、新作を中心にスタイリングを組んでいます。
リネンベースのスタイリングと理にかなったパターンにより清涼感が感じられるものになっています。
是非、電車移動などの時間にでもご覧ください。
本日は、個人的に着用しており、良さを再確認したシャツとそのスタイリングをご紹介致します。
こちら。
Linen Quarter Sleeve Shirt ( Off White , Natural , Black ) 21,000 yen + tax / CONFECT
60番手リネン。
私はこの糸番手が好きです。
一般的なリネンシャツに比べて細い糸を使用しています。でも定番でおつくりしている80シャツよりは、太い糸という位置づけ。
洋服を選ぶときはラックに吊るされた状態の洋服、もしくは畳まれて面だけ見えた洋服。
そこからなんとなく「よさそうだ」と思ったものを手に取り、スタッフに勧められて。
そんなパターンが多いかと思います。
その中でスタッフが実際に着こんだ感想を伝えられるとより一層イメージが湧いて。
どんな方でもレジを通る前は着込むことができないので、そんなイメージがブログで伝えられればと思います。
〈Before〉
〈After〉
もともとブログにしようとは思っていませんでしたが、あまりに綺麗な形をしていたので、最近買ったカメラで撮ってみて今、計画変更してアップしています。
〈After〉の写真は、丸一日勤務中に着用しており、そのあとハンギングで撮影したものです。私自身、納品されたての〈Before〉の状態でいいなと思い購入いたしましたが、それ以上に着込んだ時の表情が気に入っています。
糸の番手の数字が大きくなるほど糸は細く、なおかつ高密度織りであれば、リネンのシャツといえどきめ細かな雰囲気に仕上がります。今回のシャツのように強く打ちこまれたリネンシャツは力強く皺を刻みます。
中には皺の入ったシャツはだらしないという考え方もありますが、素材ありきで見ていくとそれを「風合い」へと変えてくれます。個人的には〈After〉のほうがシャツとしての魅力を感じています。
一般的に使用される40番手の少し甘く織られたシャツ。
今までリネンシャツを着用してきた中で、あの生地の柔らかさを求めたくなることも当然ありますが、今思うと上記の写真のような立体感とは違うものでした。体のラインに沿い皺は形成されますが、ハンギングすると重力に負け前後左右にアームは垂れていきます。
その中で60番手のこの体になじみ生きた表情が非常に心を揺さぶります。
皺の形成は、その人のライフスタイルで入り方は違い私の場合、前で手を組むことも多いため、腕は綺麗に前振りし、みにくいですが身頃にはV字のように皺が入っています。
これだけ体に沿い出来上がったシャツは私の抜け殻のようなもので体の一部です。
洋服を着ていてもいい意味で着ている感覚は少なく、余分な肌あたりがありません。結果として汗をかいた時の蒸れや着難さを軽減してくれます。
同じシャツであっても着る人によって違う服に見えるのは素材を選択していく上での面白さだと思っています。
また、そういった着心地から織り方、密度、番手まで深く考えていくことも洋服選びとしては楽しめるところです。
同じ規格で織り上げたLinen No-Collar Cover Shirtというシャツも現在リリースしています。是非、併せて覗いてみてください。
簡単にLinen Quarter Sleeve Shirtを使用したスタイリングです。
Linen Quarter Sleeve Shirt ( Off White , Natural , Black ) 21,000 + tax / CONFECT
Light Denim Wide Trousers ( Blue , Indigo ) 23,000 yen + tax / CONFECT
Deer Flat Shoulder S ( Black ) 28,000 yen + tax / Aeta
Albert Slipper ( Black ) 38,000 yen + tax / Broad Land
シャツの要素として見られる袖口のカフス、前立て、肩のヨーク。これらを大胆に省いた仕様をしています。それにより力の抜けがあり、襟付きのシャツの中でもより日常着らしさが演出されます。
それを補うかのように目を限界まで詰めた生地は、上記のようなリラックスした中に大人らしさを残してくれます。
また小ぶりの銜え込み襟や裾に広がりのあるシルエットは心地よい空気の通りを想像させ見た目に清涼感を与えます。
シャツのディテールに関しましては是非、オンラインショップページをご覧ください。
そんな白シャツを着る時、まずは定番的な白シャツ+デニムが思いつきます。
ただ誰もがするスタイリングの中で、しっかりと差別化はしていきたいところです。
CONFECTで製作したデニムが踏襲するパターンはスラックス。
ワークパンツのような印象はなく、大人のオフ着のような落ち着きがあります。特殊な洗い加工によってフェードしたインディゴブルーは微かに濃淡が感じられます。
小物は全体をまとめる様にブラックのレザーで統一をしています。
小ぶりなフラットショルダーながらディアレザーの質感は主張があり、これがあるとないでは全体の締まりかたは大きく変わっていきます。結果としてディアレザーの肌あたりの柔らかさがリネンの質感に沿いお互いをうまく引き立ててくれます。
Linen Quarter Sleeve shirt ( Off White , Natural , Black ) 21,000 yen + tax / CONFECT
Cotton Kersey Track Pants ( Khaki , Navy ) 22,000 yen + tax / CONFECT
Embroidery Cap ( Brown , Black ) 9,200 yen + tax / COMES AND GOES
Long Wallet ( D.Brown , Black ) 39,000 yen + tax / forme
こちらは先ほどに比べてラフさを意識して組んでみました。「ちょっとそこまで」くらいなイメージです。前回のブログで紹介したトラックパンツ。
立夏を思わせる軽快なスタイリングです。男性ならバッグは持たず、小物も少し収納できそうなフォルメのロングウォレットを小脇に。
軽快な装いの中にクラフト感の詰まった小物を取り入れることが、ちょっとそこまでを楽しくさせるポイントです。
意味ありげな刺繍ロゴ入りのカムズのキャップ。敢えてを狙って被りたいところです。浅めの被りで柔軟なツイル生地の為、シャツの清涼感を損なうことなく合わせやすい形状です。
オンラインでは試着せずに買うことが前提だと思いますが、少しでも参考になればと思います。それでも気になる方は是非、お近くの店舗にてご試着してみてください。
nest Robe CONFECT 銀座店 田原
オンラインショップページでは随時、特集ページを組んでおります。
少しでもスタイリングの参考になれば幸いです。
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