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2026 Aug 20 New

PRESS LETTER 「心象風景を映す色彩」

こんにちは。

プレスの木下です。

 

 

明日より、nest Robe 2026年秋冬シーズンが立ち上がります。

 

 

デザインチームが描いた想いを、パタンナーチームが形にし、
生産チームが工場の方々と丁寧に向き合いながら、一着一着を仕立てていく。

そして完成したアイテムたちを、

わたしたちプレスチームがその魅力を伝えるビジュアルへと仕立て、

販促チームがカタログやコンテンツへと仕上げていく。

 

ひとつのコレクションが皆さまのもとへ届くまでには、

この会社で働くたくさんの仲間たちの時間と想い、そして力が重なっています。

 

そんな大切なコレクションを、ようやく皆さまへお届けできる日を迎えられること。

この瞬間のために、たくさんの人が力を尽くしてきたことを思うと、
「ここまで頑張ってきて本当に良かったな」と、心から感じています。

 

 

立ち上がり前夜の今日。

nest Robe 2026年秋冬シーズンに込めた想いを、皆さまへ一通のお手紙としてお届けしたいと思います。

 

 

昨年20周年を迎えたnest Robeが掲げるテーマは「原点回帰」

もう一度、日本のものづくりの良さを見つめ直し、

これまで大切にしてきた素材である「リネン」の美しさと向き合うシーズンです。

 

その中で、今回のコレクションを象徴する色のインスピレーションとなったのが、あるひとりの画家の作品でした。

 

 

 

 

彼の名前は、マシュー・ウォン。

 

中国系カナダ人の画家である彼の作品には、
不均一にやわらかく揺れる色彩の中に、深い心象風景へ誘うような幻想性があります。

 

独特の色使いで描かれる風景画は、どこか現実と夢の境界にあるような、静かな美しさに満ちています。

 

誰もいない場所。
遠くにぽつんと佇む人影。

 

心の奥にある孤独や、過ぎ去った時間へのノスタルジーが同居しているのです。

 

 

 

 

nest Robeの2026年秋冬コレクションでは、
彼の描く自然の色彩から着想を得たカラーストーリーを大切にしています。

 

初秋には、

色づくイチョウの葉のようなあたたかな光を感じる「Ginkgo」

澄んだ水の色を感じる「Aqua」

木の幹のような温かみのある「Bark」

落ち葉に包まれた森や、まだやさしい日差しの残る風景を思わせます。

 

 

 

 

 

季節が進むにつれて、

「Blue Berry」や「Midnight」のような深いブルーへと移ろい、
秋が深まり、空気が澄んでいくような静かな自然の色を表現します。

 

 

 

 

 

さらに「Cream」や「Snow」のやわらかな色が光を添え、
これからの季節を彩るツバキを思わせる「Camellia」の淡いピンクが、
コーディネートに優しい温もりを加えます。

 

 

 

 

 

晩秋には、

夕暮れを思わせる「Twilight」

そして、熟成したワインのような深い赤紫を持つ「Port」

 

 

 

 

 

秋の終わりから冬へ向かう時間の流れを感じるような、静かで奥行きのある色へと変化していきます。

 

 

マシュー・ウォンの作品から受け取った色彩のインスピレーションをもとに、
初秋の光から晩秋の夕暮れまで。

季節の移ろいを感じられるカラーストーリーを、コレクション全体で表現しています。

 

画家としての歩みの中で、マシュー・ウォンが残した数々の作品。

 

デフォルメされた鮮やかで幻想的な風景の中に、
ふと滲み出る孤独感。

 

それは決して寂しさだけではなく、自分自身と向き合う静かな時間のようにも感じられます。

 

先日、あるアーティストのライブへ足を運んだ際。

品川教会の高い天井まで満ちるアコースティックな演奏と、
どこまでも伸びていく澄んだ歌声に包まれていた時、こんな言葉を話されていました。

 

「独りでいることを祝福する夜であってほしい」

 

その言葉を聞いた時、マシュー・ウォンの作品や、今回のコレクションに流れる空気と、どこか重なるものを感じました。

 

自分自身と静かに向き合う時間。

自然の中にある美しい色彩のゆらぎ。

そして、長く寄り添うことのできる服。

 

nest Robe 2026年秋冬シーズンが、

皆さまの日々にそっと寄り添う一着となれたら嬉しく思います。

 

 

季節が巡り、時間を重ねる中で、その人だけの風合いや表情を育てながら、

日々の中に小さな彩りを添える存在でありますように。

 

明日からも、わたしたちの大切な仲間である店舗スタッフが、一着一着に込められた想いをお伝えしながら、
皆さまとの新しい出会いを心よりお待ちしております。

 

 

それでは、また次のPRESS LETTERでお会いしましょう。